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2014年3月13日

Windowsの動きが遅いのだそう

 症状と現象を聞いみると・・・


ユーザーさんに、お話を聞いてみたところ、「超遅い」との事です。

基本的な調査


症状は、フリーズしたかのような動きになるとのこと。 要因をさぐってみます。

基本仕様は、core2duo 3.16GHz, 160GB HDD, 4GB Memoryの構成。

巨大なEXCELシートを使うようなヘビーな使い方でなければ、悪くないともおもえるのだが…

OSは、Win 7 32bitということなのでシステムの構成的にはまあ良い方か。

もう少し聞くと、
XPのしがらみでVMwareが動いてます・・・!?

32bit環境でOSが2つ動いているのは、ちょいと厳しいも…

単純に、CPUのオーバーヘッドは我慢する、ネットワークもまあ我慢するしかないかなと言うことで、HDDの性能を確認するために、CrystalDiskMarkを行って見た。

あらら、seqで100MB/s…久しぶりに見た値!!!

おそっ!
4Kは、0.5MB/sとかだし…

とりあえずは、これを変えるくらいしか手がなさそう。

SSDのアクセススピードを調べてみた


注意したのは、SSDの宣伝で530MB/s、290MB/sなどの値が表示されていますが単体性能で示していますので使っているPCで実際にどれくらいの性能がでるかをチェックすることです。 SATA-II(3Mbps)のインターフェースのPCにSATA-III(6Mbps)の性能を求めても出ません。

手持ちのHDDとSSDを使って測定してみると:
[MB/s]     HDD              Intel SATA-II    PETROL SATA-III  VMWare Player XP
--------- ---------------- --------------- --------------- ----------------
[AHCI] Read Write Read Write Read Write Read Write
--------- ------- ------- ------- ------- ------- ------- ------- -------
Squential 118.300 116.000 263.900 84.010 256.300 159.200 228.100 159.300
512K 39.730 56.400 128.600 41.270 128.600 142.900 74.850 134.300
4K 0.490 0.974 16.730 25.340 16.730 42.470 9.649 16.830
4K(QD32) 1.164 0.965 141.300 41.730 111.200 54.880 10.680 25.260

結論


提案としては、HDDをSSDへ交換すると症状を改善できそうということになります。

問題はコストでしょうか、人数分×(SSDの費用+作業費)で予算がとれるかどうかですね。

 

Core2Due機というとちょい前のPCに搭載されているイメージですが、リース/レンタル/購入のいずれの場合でも2年〜4年は使い続けることになりますので、メインテナンスをしながら使い続けることが必要ではないでしょうか。 特にビジネス機はパフォーマンスをだ利用状況に応じて適度な構成にしておく事が良いでしょう。

実際に導入するとなると、メモリの信頼性の高いブランドをを考えてCORSAIR/SanDisk/Transendから選ぶとおもいます。