高校は義務教育ではなく、教科書の選定も学校毎に行われているんだし選定した人に個別に金品渡したわけではないでしょう。
なぜ問題なの?
ヤフーニュース:大修館書店、教科書採用の高校に問題集無償提供
企業へ何かを導入する際に、本体そのものの割引が厳しいときには抱き合わせで納入するように促されたり、1つの金額で品数2つということはフツーに行われていると思うんです。
その点で考えると、採用してくれた学校へ問題集を提供することに何か問題があるんでしょうか?
採用担当者個人への金品の提供は問題ですけれど、納入先の学校であれば問題ないのでは無いかと思います。
そもそもですよ、
購入価格って交渉時に、価格折衝がありますのでリストプライスで購入すること自体がナンセンスで、おまけが付くことが当然と考えていいと思います。
仮にものすごいイノベーティブな商品であるのなら商品単体での納入もあるとは思いますが、それでもおまけくらいはつくでしょう。
教科書一冊800円と仮定する
1500冊の問題集を提供したということですから、1学年500冊で3学年分と考えて良さそうです。
総額が40万円ということは1冊300円もしない。
教科書が1冊1000円として、1500冊で売上150万円にしかなりません。
こう考えるとセールスターゲットはとても厳しく、教科書自体には各社間に差なんてないですからオプションかおまけがつくところを導入するのは必然ね。
そうは言っても、元本割れするような契約は取れないので・・・
「教科書+問題集のセットで納入させていただきます!」by セールスマン
で決まったんじゃない。
だけど、注文書には「教科書+問題集」って書けなかっという落ちかな。
無償提供ではなくて、セット割だったらOKだった?
納入担当個人の利益を求めると贈収賄になるから問題。
学校の利益になるように交渉するのは、購買担当の腕の見せどころじゃないかなと思うんです。
売る側もスマホじゃないけど、「セット割」とするとか。
単体での割引がダメなら、合計後に割引する伝票ってのもありますよねぇ。
取引上手じゃなかったのね
自主ルールがあったのなら、問題になるのは目に見えていると思う。
ということは、
・ 別途問題集を持ち込んだのが失敗!
・納入伝票の伝言欄か何かに特別協賛品とか何か書いてとけ!
個人あてではないので、何事も無いかと。