連日「データ改ざん」が報道されていますけど、IoTが登場するきっかけになりそうですね。
データ改ざんが騒がれてます
データ改ざん・偽装が連日ニュースに取り上げられてますけど、「罰則が・・・」とか「施工確認が・・・」とか言われていますね。
今時、プリンターで印刷するってのが時代遅れなんじゃないかなと思います。
現状のデータ取得方法
yahooニュースに掲載されていた毎日新聞社の記事の図を用いると、杭打ち機につけられた計測器を使って測定してプリンタで波形を出力するようです。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151024-00000079-mai-soci)
プリント波形は、切削中は常時稼働しているように思われますのでステップ2〜3はちょっと違うように思います。
チェックポイントとして、ステップ1とステップ3の照合を行っていないように思われます。
ステップ1:「三井住友建設が支持層の位置を示す」
ここで、三井住友建設は支持層の位置を大まかに把握しているわけですから大きな相違があれば検出できると思います。
ステップ3:ドリルの先端から電流を流して波形データをチェック
ここで、データをプリントしてチェックとデータの保存をするようです。
最近はPCでデータを管理しているので、コピペしやすい問題
改ざんデータで、コピペしたようなデータがあるということも報道されています。
ということは、データとして記録しているところもあるとうことですね。
PCにデータを取り込めるというのであれば、位置の照合まで行うようにシステムを組んでおけば相違検出やアラート発信ができますね。
さしづめ、今ならどうする
特別難しいとは思いません、典型的なIoTのソリューションで解決できると思います。
工作機械上の測定器に携帯電話経由(通信モジュールとSIM)を使ってデータをクラウド上へアップロード。
GPSを使えば位置情報も得られるので、工事現場と位置(位置精度は数メートル程度)がどこかはわかるでしょうし、アップロードデータと工事予定からマッチングはできると思います。
データはクラウド上で比較・照合すればいいんじゃん。
相違が誤差範囲を超えているようであれば、アラート(携帯メッセージとかメール送信など)を出すようにすればそこそこ防げると思いますよ。
生コンを流す前なら補正・訂正はやりやすいかと
例えば、生コン投入時に想定量と投入量が異なることも少なくなるんじゃないですかね。
ゼネコンと下請けの事務屋さんにほぼライブで送っておけば、問題ないんじゃないかしら。。。
日本国内なら携帯が繋がらないところは少ないですしね。
もし、音が重要なら・・・
飛行機でいうと、ボイスレコーダーみたいな感じでしょうか。
音が記録できないとは思えませんけど、ノイズキャンセルすると施工音をピックアップできると思う。 (音が変わるというのなら、トルクも変わると思うのでトルク値を使ってもよさそうだけど・・・)
日本国内ならオンラインで繋がらない場所でもないでしょうから、録音データも一緒にクラウド上へアップロードして同時に音分析もデータ分析と並行して行えばいいんじゃん?!
素人的には、インパクト音の典型的パターンかどうか比較すればいいんだと思うぞ!
規制も必要かも知れませんけど
施工時のチェック機構がないのが問題なら、チェックするように変えればいいだけのお話。
データロストを無くして、見えるようにすれば改ざんは減らせると思います。
コマツだったと思いますが、工作機械の稼働率を集取できるシステムを構築していたと思いますので難しい問題だとは思えないんけどねぇ。