
さくらインターネットのVPSサーバのNginxを1.8.0から1.9.4に変更したら、パフォーマンスが良くなりました。
WordPressが動作してます
VPSは、3Core/2GB/HDDを借りています。 HDD仕様(借りた当時はSSDはキャンペーンが無かったのでHDD)ですからIOは遅いです。
apache benchコマンド(ab)を使ったテストでは、50~60 request/sec程度で動いていました。
パッケージ・簡単インストールでNginxを導入して使っていましたので1.8.0を使っていましたがmainlineの1.9.4にアップデートしました。
パフォーマンスが落ちていないことを確認するために、abを1000回・100並列で叩いてみると随分と結果が良くなっているんですよ。
一瞬サーバ間違えたかと思いました:
Server Software: nginx/1.9.4Server Hostname: xxxxx.comServer Port: 80Document Path: /Document Length: 54302 bytesConcurrency Level: 100Time taken for tests: 7.539 secondsComplete requests: 1000Failed requests: 0Total transferred: 54560000 bytesHTML transferred: 54302000 bytesRequests per second: 132.64 [#/sec] (mean)Time per request: 753.946 [ms] (mean)Time per request: 7.539 [ms] (mean, across all concurrent requests)Transfer rate: 7066.99 [Kbytes/sec] receivedConnection Times (ms)min mean[+/-sd] median maxConnect: 53 255 222.9 219 1612Processing: 143 428 220.8 352 2047Waiting: 24 75 71.2 63 1072Total: 264 683 324.7 590 2410
Percentage of the requests served within a certain time (ms)
全体のパフォーマンスを見る際に気にしているのは、「リクエスト数/秒」のところ。
132.64 request/sec
結構いい値が出ていますね。
php-fpm
HHVMが良いパフォーマンスを出すというので、HHVMとPHP-FPM54を併用して様子を眺めています。参照記事:HHVM versus PHP-FPM 5.4 vs PHP-FPM 5.5: performance comparison
HHVM 3.2を使うと、一部のPHPコードがエラーとなってしまうことがありますので差し替えはできませんでした。
nginxのアップグレードのついでにphp-fpm54 vs php-fpm55のパフォーマンスを比べてみたのですが、シンプルなテストではphp-fpm54の方が良かったです。
それぞれ10回づつテストしながら様子見の結果:
$ ab -n 1000 -c 100 http://xxxxx.com/
php-fpm55(最高値):Requests per second: 144.13 [#/sec] (mean)
php-fpm54(最高値):Requests per second: 148.93 [#/sec] (mean)
これなら・・・
50ユーザ/秒くらい捌けるんじゃないかしら・・・そんなアクセスありません。